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事業内容
微破壊・非破壊試験
コンクリート構造物の非破壊試験
今使用されている建物等の構造物は耐震補強やリニューアルにより、できるだけ長く使用するという姿勢が求められる時代になってきました。私たち飯田コンサルタントでは、試料採取から試験結果の整理まで、建築物の骨組みを構成する鉄筋コンクリートや鉄骨などの部材の現況調査と健全性評価のお手伝いをします。
電磁波レーダ方式による埋設物探査
コンクリート構造物の鉄筋探査において、より確かな精度を求めるために電磁波レーダ方式による埋設物探査システムを、長野県下で初導入いたしました(平成24年3月12日)。3月13日より、実際に埋設物探査システムを用い、橋梁上部工PC鋼より線の探査を開始いたしました。
特徴・用途
非破壊で鉄筋・PC鋼線・塩ビ管・ケーブルなどを探査。コンクリートへの穴あけ施工時の埋没物干渉を避けられ、コア抜き、アンカー施工のための埋没位置把握に最適です。
- 本体性能・点検方法共に、社団法人 日本非破壊検査協会規格
「NDIS 3429:2011」適合機種 - 表示画面はフルカラーで日本語表記対応
- スキャナー・モニター・PCソフトウェアで日本語のヘルプファイルを確認可能
モニターとPCソフトウェアでは3次元回転出来る3D画像で結果確認
- コンクリート中の埋設物のかぶり厚さを確認
- コンクリート壁厚やスラブ厚さ確認、施工管理や設計監理における確認作業
- コンクリート中の鉄筋配列や埋設物配管状況などの把握
- コンクリートへの穴あけ施工時の埋設物干渉の回避
(コア抜き、アンカー施工時など)
- 圧縮強度試験
- 静弾性係数試験
コンクリートの劣化の程度を知る目安となります。
コンクリートコア採取も行います。 - 中性化試験
コンクリートの表面劣化の程度を知る目安となる、補修方法を検討するために必要な資料が得られます。 - 塩化物イオン量試験
鉄筋腐食の進行の可能性を判断する資料となります。 - アルカリ骨材反応関連試験
偏光顕微鏡による反応性鉱物の同定により、アルカリ骨材反応が生じているかを調べます。
- 反発硬度試験
コンクリートが保有している圧縮強度を非破壊的に知ることができます。
7)の超音波法と組み合わせることにより、測定精度を上げることが可能です。 - 超音波による試験
コンクリート中を伝播する超音波の速度や反射特性から、コンクリートの強度的 な特性や、コンクリートに発生しているひび割れ深さ、内部空隙を知ることができます。 - 鉄筋探査
RCレーダーとフェロスキャンを使い分けた探査を行い、測定精度の向上を図ります。 - 鉄筋の腐食調査
自然電位法により、コンクリート表面の電位を測定し、鉄筋の腐食の程度を非破壊的に調査します。-250mv以下の部分で鉄筋の腐食が進行していると判定されます。
デジタルカメラにより撮影したひび割れや損傷を現場に忠実にCAD化します。
ひび割れ注入に際して、数量算定のための基礎的な資料となります。
- ひずみ測定
コンクリートや鉄筋の生じるひずみを測定し、力を伝達する機能が働いているか 調べます。
鋼トラス橋格点カバー工法
鋼トラス橋で最も重要な格点を守ります
トラス格点部への劣化因子の侵入を防護するこの工法は、あらかじめ鋼トラス橋の格点部を覆うことで、腐食要因の侵入を防止し、劣化の進行を遅らせる工法です。したがって、予防保全としての効果が期待でき、維持管理費の縮減が図られます。
鋼トラス橋格点カバー工法が目指すもの
この工法は、格点を透明のポリカーボネート板でカバーして、雨水の侵入と塵埃の堆積を防止し、目視点検における明視を可能にするものです。